契約をしてしまう前に、見積もりの段階で、業者の工事に対する姿勢や、仕事の内容を判断するために
チェックする場所。それは、塗料缶数の部分です。
これは下塗り用の塗料も含めて、壁にはどの段階の塗りでどの塗料を使うのか、木や鉄部にもどの段階の 塗りでどの塗料を使うのか、という内容が詳しく明記してあるかどうかの目安になります。 種類を明記せずに、口先だけで、 「最高級のシリコン塗料を使用しますよ」というような業者は避けたいですね。 |
そうだ、もうひとつ。塗装の品質を優劣を左右するのは、下地調整です。
下地調整作業について、どの場所にどのように行うかが項目別に書かれている見積書は信頼できるものです。 作業的には、高圧洗浄(水洗い)をして、錆を落として、 と特に書き記すものでもないので省略してしまう業者もいるかもしれませんが、 そのような細かい部分まで記載してくれていると安心感が増しますよね。 実は、ここで、工事内容についてひとつひとつをとりあげてその内訳が説明されているかどうかを見ます。 |
さらにチェックするポイントとしては、足場はどのような組み方をするのかということもポイントになります。 がっちりと組まれた強固な足場がなくては、どんなに優れた技術をもった職人でも、よい仕事をすることはできません。 職人たちは、不安定な足場の上でバランスをとりながら、落ちないように集中しながら作業をします。 その上、中腰になったり、天をあおいだり、スクワットのような恰好で覗き込んだり、 いわば「足場上の筋力トレーニング」と呼んでもおおげさでない状況なのです。 ですから、横1本しかないような足場では、当然よい仕事はできるはずがありません。 実際、足場が原因でトラブルになる例も少なくないのです。 足場がしっかり組まれるかどうかは、結果としてあなたの塗装工事の成功にかかわってくる問題ですね。 |